大根葉とちりめんじゃこな日

今日は朝5時半に目覚ましをかけたけど、夜中3時にトイレに起きて、そこからもう寝付けずに朝を迎えた。

お腹のベイビーがこれまた元気で元気で、「お母さん明日ライブだから寝たいよ〜」と語りかけるもお構いなし。

キックにパンチ、でんぐり返しまでしているような感じ。

先日の検診で性別が9割型男の子であるとわかり、その後成長とともに胎動が激しくなり、いかにも男の子といった感じ。

元気な証である胎動は嬉しいけれど、寝付けないほどの胎動はお母さんちょっと参ります。苦笑

そんなこんなで、頑張って寝ようとすればするほど神経質になって安眠ミュージックに頼るも効果なし。

がんばるほどにくたびれるのでもう諦めて起きてゆっくりと朝を待つことにした。

4時を過ぎたあたりから段々と外が明るくなっていく。

外に出ると夜明けの冷たい空気が漂っていて、家のすぐ前の電柱にカラスが一羽とまってキョロキョロしていた。

カラスと目があうのがこわくて、そそくさと中に入りセットした目覚ましを止めて朝食の準備をした。

朝食は昨日の夜の残り物で足りたので、あっという間に済んだ。

物置にある夫が所有する本のダンボール箱をあさって、気になる本を引っ張り出して食後のお茶をすすりながら読んでみた。そしたら〝朝に読書、なんて優雅なんだ〜〟とめちゃくちゃ早起きもたまにはいいもんだなと思った。

朝6時50分。ライブ会場に向けて出発。会場までは約50分かかる。

車を走らせ20分程すると、眠気が・・・。ラジオのボリュームを上げたりお茶をすすりながら眠気をごまかし会場にちょっと早めについたので仮眠。今度はあっさりと寝れた。


今日のライブはいつもよりも客層が年配で、どこまで私のステージを楽しんでいただけるのかちょっと不安もあった。

連日おじいちゃんやお父さんの介護で忙しい母も友達と観にきてくれて、本番前に控え室でしばし歓談。

笑いながら「もう介護を極めてるって感じだ〜」と話す母の言葉に、なんもできなくてゴメンという気持ちと、ちょっと日常を抜け出して今日はいい気分転換になってもらえたかな〜なんて思ったり。

ライブは不安と葛藤しながらもセットリストを練った甲斐もあってか、想像以上に皆さんの反応が良くて本当に嬉しくて有難い限りだった。お腹が大きくなるほど息が続かなくて大変ではあるけれど気づけば産休まで胎教ライブもあと片手で数えるほど。今後のライブ予定)何度とない胎教ライブ、もっと楽しんで味わう♪って思えたステージだった。

 

皆さんにご挨拶を済ませ会場を後にし、帰りに薬局で日用品とスーパーで食材を買って、その後ひとつ支払いを済ませようとコンビニに寄った。

あれ?!財布がない!!

車の座席の隅を見回してもない、ない、なーーーい!!!

確かにさっきスーパーではあった。。。あっ、カートに入れたまま置いてきたんだー!!まずいぞまずいぞ、とすぐスーパーに戻る。

戻したあたりのカートを見るもない。

『あぁぁ大事な生活費が〜、旦那の貴重な稼ぎがぁぁぁぁ〜』心の中で半分泣きべそかきながら最後の望みでレジのおねえさんの所へ。

「あの、財布届いてませんか?」

「あ、これですよね!あの方が届けてくれましたよ」って!

めっちゃくちゃ優しそうな叔父様が笑顔で「あ〜よかたぁ〜」とこっちを見てくれて、とにかくめいいっぱいの「ありがとうございます!!」を伝えては心底安心した瞬間だった。

 

そんなこともありながら夕方、お腹ペコペコで帰宅。夕飯の支度をしていると、近所のお母さんが大根葉のちりめんじゃこ和えを「これ栄養あるから食べで〜」って持ってきてくれた。出来たばかりでほんわかあったかい。

母子ともに元気なのは本当に皆さんのお陰様だな〜ってしみじみ思えて胸があったかくなった。

今までもそうだったけど、今日は特に強く感じた。

たくさんの愛に包まれてることを実感できた穏やかな夜。

あぁ感謝。